中国進出を検討する際に極めて重要になってくるのが、日本国内でのブランディングの確立です。日本は海外から様々な面で評価されている国です。
食文化、サブカルチャー、安心安全、ジャパンクォリティー。海外の方は誰もが日本に憧れを持ち、また日本に住む外国人は日本を住み良い国だと認識しています。
その日本で認知度、知名度を確立するということは海外進出する際にとても強力な武器になります。
日本国内の認知を高めるということは、中国でのブランディングの確立にも直結します。
よく誤解されている方が多いのは中国は日本製が好きだから、日本製商品を中国で売ればきっと売れる!と思われているということです。必ずしも違うと断言はしないですが、少なくとも中国でネットで検索しても調べれるほどの認知度、知名度でなければ爆買いのレベルとはいえないのです。加えて言うと中国ほど大きな大陸で広告をかけて新たに売り出そうと正攻法でいってもすぐ資金が底をつきます。例えば有名なインフルエンサーを用いてライブ配信をして売ってもその時の一定の衝動買いがあったとしても人々の頭からは忘れられてしまいます。
中国で人気を出すためにいきなり中国大陸に売りに出すのは得策ではありません。
では、日本での認知度の向上を第一優先に考えます。既に認知度があると一歩進んでいるといえるでしょう。
国内で一定の販売が進むと第二ステップに進みます。
日本には現在76万人もの中国人が在住しています。その人たちの先にさらに中国大陸に住む家族もいます。
日本での認知度を高めればさらに在日中国人たちへの認知度向上にもプラスに作用できるのです。
第三ステップではまだ大陸には攻めません。
一見すごく遠回りのようですが、外堀を埋めるといった熟語があるように中国というお城を取りたいなら、周りの堀(台湾・香港)を埋めてから最後に攻めるという戦略です。実際台湾は人口は2300万人で親日であり、マーケティングを行う上でも優位に働きます。
最終の段階は
記述が前後になりますが、中国進出を考える場合、商標申請は初めに調べて申請を行ってください。
中国では商標はすべて先着順です。先に申請したものが権利を取得してしまいます。日本のように発明や事業を行っていたものに対する先史用権が存在しません。ニュースでも度々話題になりますが、中国企業がなんでもかんでも先に商標を登録しておいて、あとからそれは我々の商標を使用しているといちゃもんもつけられてしまうケースです。申請には時間を要しますので、先に申請を行い待っている状況で日本、台湾、香港でのブランドイメージの定着を図りましょう。商標に関するご相談もお気軽にお尋ねくださいませ。
以上中国進出においての基本的なポイントを解説してきました。
思っていること以上に日本でできることがあるはずです。
華人連動施策に至っても非常に重要なポジションを担っていますので、着実に一つずつ進めてまいりましょう。
フジコネクトでは日本における、ブランディング構築、取り扱い店舗の拡大などのご相談も受けております。
壮大な中国進出ビジョンもまずは身近な一歩から、一緒に解決させていただきます。