一言で言えば、淘小舗(Taoxiaopu)はTaobao(淘宝) Tmall(天猫)に次ぐAlibabaの第3番目のプラットフォームです。
Alibabaのそれぞれのサービスを簡単に説明するとTaobao(淘宝)は世界最大のCtoCプラットフォームです。
Tmall(天猫)は中国国内最大のBtoCプラットフォームです。
そして淘小舗はコミュニティベースの新しい小売※StoBtoCのプラットフォームです。
※Sはsupplier(大手のサプライヤー)、bはbusiness(ここでのビジネスは商品シェアをする個人)、cはconsumer(最終の買い手の消費者)
この淘小舗はリリース直後中国国内のみの中国人に対しての展開でしたが、2020年11月より身分証の登録に中国身分証以外にパスポートでの申請ができるようになりました。
パスポートで店舗登録ができるので日本人や外国人に対しても対象となりました。
淘小舗は個人向けのビジネスプラットフォームになっており、
中国は友人や知人からの紹介やシェアで購入する機会が多く、このプラットフォームでも
気に入った商品を知人、友人にシェアすることで収入が得られる仕組みとなっています。
このビジネスにあたるシェアをする個人は商品を仕入れすることなく、在庫の確認や物流の発送などを行う必要もありません。
アフィリエイターに近いといえます。
アプリのインターフェイスもワンクリックで簡単に起動できるように設計されています。
淘小舗のサービスをはじめ、世界規模でコマース業界トップに君臨するアリババは今後も世界から注目を浴びその独自の価値観を提供していくでしょう。
追記情報:2021年10月11日
アリババは「事業戦略の調整のため、タオシャオプ(淘小铺)の商品取引およびその他の関連機能を閉鎖する」との発表を行った。 現在は完全にタオシャオプ(淘小铺)アプリのログインなども完全停止し、再開の見込みは立っておりません。 タオシャオプ(淘小铺)はアリババの支援を受けており、そのビジネスモデルは非常に明確であったにもかかわらず、なぜ失敗したのでしょうか? 要因についてなどはまた詳しく別記事にて解説致します。
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